特集:変貌するリッチクライアント(4) 自由すぎるWebの世界でメタデータは統合できるか 野村総合研究所 技術調査室 田中 達雄 2006/9/8 自由すぎるWebの世界で、メタデータ統合の鍵を握る技術は? 複数の美術館に保管されている美術品をワンストップで検索させるフィンランド美術館のセマンティックWeb活用から考えよう 前回の「企業のWeb2.0活用はSOAとの融合から」では、SOA(サービス指向アーキテクチャ)やWeb2.0世界のWebAPIやSaaS(Software as a Service)が、クライアントの独立性を高め、リッチクライアントの普及を後押しすると説明した。 現在、これらのサービスは、サーバ上で統合(マッシュアップ含む)する例が多いが、独立したリッチクライアントであれば、個別のサービスを直接呼び出すことも可能だ。つまり、リッチクライアントは、データやサービスを統合す
病院/高齢者福祉施設の給食市場は1.7兆円に、ファミレス市場を上回る 富士経済は9月6日、日本の高齢者向け食品市場などの動向についてまとめた。それによると、病院/高齢者福祉施設の施設給食市場は2006年で1兆7075億円規模に達する見込みで、ファミリーレストラン市場を上回るという。 富士経済では、日本社会の高齢化を背景に、2011年には施設給食市場が1兆9299億円規模に成長すると予測する。 同市場の内訳をみると、病院/診療所/介護保険施設の給食が、全体の80%以上を占める。ただし病院数の減少や、在宅介護を重視する改正介護保険法の施行により、この割合は今後減少する見通し。一方、新業態である高齢者専用賃貸住宅や、有料老人ホーム、グループホーム向けの給食が急速に伸びるという。 施設の給食業務を請け負う給食受託市場は、2006年で8931億円、2011年は1兆2331億円規模に達する見通
アマゾンと、ロングテールに関する“大きな勘違い” 第4回 ネット・エコノミー解体新書 2006年9月7日 木曜日 磯崎 哲也 Web2.0を特徴づけるキーワードとして「ロングテール」というキーワードが使われることが多い。通常の店舗では品目数上位20%が全体の売り上げの80%を占めるのが普通だが、ネットのビジネスでは残り80%の品目の売り上げが上位20%の売り上げを上回る(図1)──代表例はアマゾン(amazon.com)だ──というように表現されることが多い。 しかし、ちょっと待っていただきたい。 まず第一に、通常の店舗より多い品目数を扱えるというのは、ホントに「Web2.0」の特徴なのか? ネットのほうが品目数をたくさん扱えるのは、94年にアマゾンが創業されてからずっとそうだったのではないのか? Web1.0か2.0か、というのは単なる言葉の定義の問題ではあるが、2.0のほうが、より「進
技術ベンチャーのユーグリッドは9月7日,シン・クライアントに近い安全性を維持しながら,既存のパソコン環境を使用できるソフトウエア「Eugirid Secure Client V1.0」を開発したと発表した。9月8日から販売を開始する。 具体的には次のような二つの仕組みで実現している。一つは,ハード・ディスクにシステム・ファイルを残したまま,ファイル・サーバーを使ってユーザー環境を管理する仕組み。ログオン時に,ローカルにあるシステム・ファイルとサーバー上のユーザー・データをあたかも一つのドライブ上にあるかのように見せる。常時画面を転送していたり,システム・ファイルも含めてすべてファイル・サーバー上に置かれるシン・クライアント製品と比較して,ネットワークへの負荷が低い。また,キャッシュやユーザー環境のレジストリなどはすべてファイル・サーバー上にあるので,パソコンの盗難によってデータが漏れること
クアルコムジャパンは9月6日、米Qualcommのエンジニアリング部門上級副社長、エドワード・G・ティードマン氏の来日に合わせて、同社および米Qualcommが取り組んでいるIEEEや3GPP、3GPP2での標準化活動の進捗について紹介するセミナーを開催した。 ティードマン氏は、米国における標準的なデジタル携帯電話方式「IS-95」(cdmaOne)の策定にも参加した、Qualcommで最も古手のエンジニアで、現在はQualcommの技術戦略を取り仕切る重要なメンバーの1人だ。 IEEE802.20の審議は6月から一時中断 同氏はまず、「IEEE802.20」(以下802.20)の標準化プロセスの現状を説明した。802.20は、Qualcommが積極的に推進しているワイヤレスブロードバンド向けの無線通信技術だ。移動体で利用することを前提に開発した技術で、Qualcommが提案した技術が数多
株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。 2年ぐらい前、ヤフオクで中古オーディオ製品を頻繁に売り買いしていました。アンプというデカくて重いブツが非常に好きで、プリアンプをかれこれ十数台、パワーアンプも十台程度は試したと思います。あぁそうそう、サンスイの上位のプリメインなども試しました。重量が30kgぐらいありましたね(ヘタに運ぶと腰を痛める)。その他、CDプレイヤーも数台試したし、スピーカーも狭い6畳に大小とりまぜ5セットぐらい置いていた時期があります。 オーディオマニアの中には、頻繁に売り買いするマニアというのが一部にいるようです。頻繁に売り買いするのは、様々な組み合わせでどういう音が鳴るのか、試してみた
【海外IT動向】Wi-Fiの通信距離を5倍に伸ばす“強力な”新技術が登場? (2006/09/01) 関連トップページ:ネットワーク/ワイヤレス イスラエルの新興企業インスピエアが、同社のプロプライエタリなソフトウェアにより、802.11bネットワークの最大通信距離を現在の5倍以上に延ばせると宣伝している。 インスピエアによると、同社の技術を採用すれば、通常の100mWトランスミッタを使って、ポイント・ツー・マルチポイント「802.11b Wi-Fi」信号を最大5km伝送できるという。これは、信号品質を向上させるために802.11bフレームのソフトウェアに変更を加える一方で、何も変更されていない通常のクライアントが信号を理解できるようにすることで実現されると、同社は説明している。 ただし同社は、「Virtual Transmission Manager(VTM)」という技術
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