写真2●オープンデータ流通コンソーシアムの理事会メンバー。左から小宮山宏氏、坂村健氏、徳田英幸氏、渡辺捷昭氏。村井純氏はビデオメッセージを寄せた 三菱総合研究所は2012年7月27日、公共的なデータのオープンな利活用を産官学共同で推進する「オープンデータ流通推進コンソーシアム」を設立した。同日、東京都文京区の東京大学で設立発表会を開いた(写真1)。2013年3月以降に、年次報告会を開催する予定である。 設立発表会で、コンソーシアム会長を務める三菱総研の小宮山宏理事長は「国費で収集・作成したデータは国民の共有財産であるはずだ。海外では国家機関が公開している気候・地質データや、収集したセンサーデータは民間で広く活用されている。日本でもオープンデータを推進し、産業革命、情報革命に続く『プラチナ革命』を牽引したい」と意気込みを話した。 続いて、コンソーシアムの顧問を務める3人がそれぞれ約10分間の