「新しい秩序の確立は他の何にも増して困難である。なぜならば、改革者は旧秩序から利益を得ているすべての者を敵にまわし、新秩序から利益を受けるはずの者からは熱のこもらない支持しか期待できないからである」(1513年 ニコロ・マキャヴェッリ) ソフトウェアの開発プロセスを変えることは、規模の小さな試験的なプロジェクトに携わっているときでさえ難しいものです。ましてや、対象となるプロジェクトの規模や、部門、組織が大きくなると、これが飛躍的に難しくなります。 本稿は、開発プロセスの変更をこれほどまでに難しくしているものが何であるか検証します。そして、組織改編の際に形式にかなった「プロセス改善計画」が果たす役割を検討して、計画を成功させる確率の向上を目指し、適用可能な経験則をいくつか紹介しましょう。 プロセスの変更は組織の変更である 「プロセス改善計画」とその影響について検討する前に、まず、ソフトウェア
最近、「了解」は失礼だという説が出てきているようです。 どこの誰が言い出したのか知りませんが、ごく最近であることは確かです。 少し前のマナー本には、そんなことは書いてありません。 たとえば、2003年のこれだけは知っておきたい! 改訂版 ビジネス・マナーハンドブックには、次のようにあります。 しかしそうしたルールができていない社外の人からのメールを受信したときには、「メール、受けとりました」「その件、了解しました」など、簡単でよいからすぐに返信し、… また、2005年の「こんなことも知らないの? 大人のマナー常識513」というマナー本には、次のような記述があります。 内容に疑問のあるときにはその点を記して送信しますが、そうでなければ「メール拝見しました。○○の件は了解しました」などと簡単な返信でかまいません。 しかし、2008年の「信頼される社会人へのパスポート敬語検定」*1には、次のよう
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