超金融緩和がもたらすカネ余りを背景に、巨額の投資マネーが怪しげな企業に流れ込む。フェイクで強欲な奴らがバブル再来を謳歌する一方、貧困層は増大し、経済格差は広がるばかり。そのうえ忖度独裁国家と化したこの国では、大企業や権力者の不正にも捜査のメスが入らない──。 そんな日本のゆがんだ現状に鉄槌を下す、痛快経済エンターテインメント小説が誕生! その名も『特捜投資家』。特別にその本文の一部を公開します! [前回まで]「サクセスジャンキー」の異名を持つ五反田富子と六本木の豪華パーティで再会した有馬浩介は、彼女からカリスマ起業家・牧口の無謀なビジネスについて聞かされる。富子はさらに、カネ余りを背景にしたベンチャーバブルの驚くべき胡散臭さを有馬に語るのだった──。 大学時代は“ミスコン荒らし”で知られ、外資系銀行を経て、いまは求人情報ウェブサイト『ヒューマンエージェント』の代表として稼ぎまくっているのだ

