「アライド」は高層ビルの上層階に事務所を構えていた=大阪市中央区、板橋洋佳写すアライドへの振込額を記載した用紙。500万円を一度に投資した人もいた 国に無登録のまま、外国為替証拠金取引(FX)で運用する名目で投資金を集めたとして、金融商品取引法違反容疑で大阪府警と高知県警の家宅捜索を受けた「アライド」(大阪市)。経営者の女性代表社員(37)は「すご腕女トレーダー」として顧客にカリスマ的人気があった。同社は約300人から計約24億円を集めたとされるが、昨年11月に配当を停止。代表社員は姿を消したままだ。 「FXは秒単位で買い時がある。私はニューヨークの銀行など外国にも友人がいるので、情報が早い」「しっかり運用しますので心配しないでください」 昨年4月、アライドが高知市で開いた「勉強会」。口コミで集まった約50人の高齢者や女性らを前に、代表社員は専門用語を交えながら熱弁をふるった。 花