コンビニ大手のファミリーマートが展開するお惣菜商品の自社ブランド「お母さん食堂」。イメージキャラクターを務める香取慎吾がかっぽう着姿の妙齢の母親に扮したCMや広告を見たことがある人は多いだろう。 だが、そこに「食事を作るのはお母さんだけですか?」と異議を唱えたのが、3人の女子高生。ガールスカウト日本連盟主催のジェンダー平等について考えるプログラムに参加し、性別で役割を決めつけない社会の実現を求める彼女たちは、同ブランドの名称が「お母さん=料理・家事をする」とのイメージを助長しかねないと主張。ブランド名の変更を求め、オンライン署名活動を行っていた。 この取り組みはメディアでも取り上げられたが、昨年末の期限までに集まった署名は7576人分。目標の1万人には届かなかった。 ジェンダー問題に詳しいライターは、逆風が吹いた要因として、「彼女たちの理念は素晴らしいけど、『お母さん食堂』をターゲットにし