(腹腔内出血に対して緊急手術を開始、しかし術中に血圧が低下) 「いったん処置をやめる」 私はガーゼで出血点近くを圧迫した。 門脈や静脈は血圧が10mmHgくらいしかないので、 損傷部位を上手に圧迫すれば、一時的にはぴたりと止血できる。 血圧が戻るまで、手術は中断。 吉村医師は、輸血をパンピングし始めた。 もちろん、患者は低体温になっているので、加温装置をつけるのは常識。 内科病棟の輸血とは違う。 「このあとも出るよ」と吉村医師に予測を伝える。 「血圧が戻るまで、待って下さい」 「もちろん待つよ」 そして5分後。 「いいですよ、血圧上がりました」吉村医師から許可が下りた。 「じゃ始めよう。その前にツッペル2つ、サテンスキー大動脈鉗子[かんし]、アリス鉗子[かんし]、プロリン[血管を縫う糸]5-0,4-0を用意。 これからは血管の手術だよ」 出血は門脈損傷、これだけなら止血できる。 門脈止血は
(野辺地で発生した重傷外傷、迅速治療で救命を目指す) 八戸ER入室時は血圧103/33、脈拍67、呼吸数17、開眼あり GCS 13。 バイタルサインは改善している。 酸素投与、輸液1500mL、骨折した四肢の固定が効いたようだ。 出血が全血液量の15~30%のとき輸血は不要、点滴だけで血圧は安定する。 出血量30~40%だと輸血が必要で、一旦安定した血圧があとで下がることがある。 出血量40%以上では、輸血と手術の両方が必要。 この患者の出血量は、15~30%か、30~40%か、今後の様子で結果が分かる。 いったんよくなった血圧が低下すれば、30~40%の出血があったはずだ。 その場合、輸血+手術になることが多い。 ERで外傷診療のprimary surveyを開始する。 胸を押すと痛がる。胸部ポータブルレントゲンでは左肋骨が8本折れている。 そして超音波検査を繰り返すと・・・・ 現場で
「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧
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昨日で三日間のスクーリングが終わりました。(^O^)/ 授業を受けた感想は、ひたすら病気の名前が 出てくるなぁということでした。 医学概論と解剖生理以外は臨床医学各論という名の授業。 病名と症状、治療法が延々と並んでいます。 看護師なら看護のやり方が、検査技師なら検査方法が、 工学技士なら医療機器の説明が入るんだろうなと思っていたら、 診療情報管理士では分類について書かれていました。 将来的に分類法を勉強するのでそれを意識して テキストを作っているから、当たり前ですが… 同じような内容でも、職種によってテキストの書き方、 教え方に特徴があって面白い、と感じたスクーリングでした。 【関連記事】 診療情報管理士の通信教育(79期生)シリーズ ①79期生、はじめました。 ②テキスト、届きました。 ③スクーリング予約票、届きました。 ④自学自習の工夫 ⑤スクーリング(面接授業) ⑥スクーリング1日
二日目が終わり、今日がスクーリング最終日です。( ̄ー ̄) 授業を受けているだけなので、仕事より楽なはずなんですが頭の中は疲れてます。 やっぱり三時間の授業はきついですね。中間で一度休憩を入れてくれますが、 ずっと座っていると眠たくなります。 昨日はがっつり予習していないところだったので、 直前に教科書をさらっと読んで講義に臨みました。 案外、大丈夫でした (^▽^;) ただ、眠気を我慢するのには苦労しましたね・・・ リポビタンDを少しずつ飲んでタウリンを補充しながら頑張りました。 昨日と同じく、講義が終わった後は駅前をぶらぶら。 名古屋駅前はお店がたくさんあっていいですね~ (-^□^-) 大きい書店もあるし、ショッピングには困らなさそうです。 それにしても、この分厚い教科書はなんとかならんのか… 持って行くだけで肩がこりそうです。 明日は名古屋駅できしめんを食べて帰ろうかな~。 なんだか
透析室に勤務している臨牀工学技士です。 日々の不満や、色々と調べてみた事を綴ります。 医療従事者の一人として、プロフェッショナルでありたい、と考えています。 未熟者ですが、よろしくお願いします。 新人職員や実習生を対象にしてザックリと、EBMの実践を説明してみようとスライドを作成しております。 透析に関するスライドは既にいくつか作ったのです。 清浄化に関するスライドが一番長ったらしくなったのは、仕方ない部分か・・・ これでもまだ不十分だと思うんですが・・・また見直します。 試しに色々書いてみると、やはり一例あった方が解り易いよなぁと思いまして。 週6回と週3回透析を比較したRCTを読み返して利用しようと考えました。 RCTですし、結果もまぁ解り易いといえば解り易いですから。 最初はHEMO studyを例に出そうかと思ったんですが、こちらは色々とややこしそうで・・・ 批判的吟味をすべく、『
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