神経内科でリハビリする理学療法士のブログです。 ALS・Parkinson病・一般的な理学療法等、 主に文献を引用し記事を書きながら勉強しております。 排痰手技に関する現在のエビデンスをまとめると、下記のようなことがいえます。 ①急性呼吸不全や慢性呼吸不全の急性増悪時には、持続的な胸壁のpercussion以外の気道クリアランス法を推奨する。 ②修正した排痰体位は不安定な症例に施行する。 ③排痰体位はその他の気道クリアランス法に併用すべき。 ④排痰手技ではvibrationやsqueezingは推奨される。 ⑤その他の気道クリアランスの方法では、ACBT、振動PEP、気道内陽圧、バック加圧が推奨される。 ⑥強制呼出手技や咳はその他の気道クリアランス法に併用すべき。 ⑦気道クリアランス法の効果をより高めるためには、吸入療法を併用する。 ちなみに人工呼吸器中の排痰手技のエビデンスですが… ①人