病院や医療関連団体のウェブサイトが改ざんされる被害が拡大している。5月下旬から被害が相次ぎ、東大病院や日本赤十字社、神奈川県保険医協会などのサイトが第三者の不正アクセスによって改ざんされたことが判明。今月11日にも湘南鎌倉総合病院のサイトが不正アクセスを受けた。いずれも閲覧者のパソコンがコンピューターウイルスに感染する恐れがあるとしている。 閲覧者にウイルススキャンを呼び掛ける神奈川県保険医協会のサイト ■一部ページに「トロイの木馬」 「サイトの停止期間中、皆様にはご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます」。不正アクセスによる被害を受けた神奈川県保険医協会は、サイト上に謝罪文とコンピューターウイルスに感染した経緯などを公表した。 同協会によると5月27日午前零時ごろ、ウェブサイトを管理している会社のパソコンを経由し、サイト用サーバーに不正アクセスがあり、一部のページに「トロイの木馬」