閉会セッションでのパネルディスカッションの様子。報道記者の鈴木美穂氏は、がん患者や患者を支える人たちが幸せを感じられる“居場所”をつくる「マギーズ東京プロジェクト(maggie's tokyo project)」の構想を語った 日本を代表するがんの専門医が大集結――。そんなキャッチフレーズを掲げたイベント「AKIBA Cancer Forum 2015(アキバキャンサーフォーラム 2015)」(主催:キャンサーネットジャパン)が2015年8月8日、東京・秋葉原で開催された。がん専門医の講演などを通じ、がん患者やその家族、医療従事者、一般市民にがん医療の最新情報を提供するイベントである。米Intuitive Surgical社の内視鏡手術支援ロボット「da Vinci Surgical System(ダビンチ)」や次世代シーケンサーによる遺伝子解析など、がん医療を大きく変えつつある最新技術も
パナソニックは、同社が開発した自律搬送ロボット「HOSPI」が、シンガポールのチャンギ総合病院で稼働したと発表した。HOSPIは24時間稼働可能で、セキュリティ機能、自律走行機能などを備え、人手と時間の節約に貢献するという。 パナソニックは2015年7月27日、同社が開発した自律搬送ロボット「HOSPI」が、シンガポールのチャンギ総合病院(CGH)で稼働を開始したと発表した。HOSPIの導入は、日本国外ではCGHが初となる。 CGHは1000床超の公立病院で、シンガポール東部の約140万人の医療の受け皿となっている。2015年7月23日に新棟を開設し、今後入院患者の増加が見込まれることから、医療品や検体、カルテなどの誤配を防ぎ、確実に搬送することを目的に、HOSPIの導入範囲拡大を決定した。 HOSPIは、IDカードの照合によって搬送物を取り出すというセキュリティ機能を搭載。搬送物へのいた
◆内視鏡手術とは? 使用機器の解説をするにあたって、「内視鏡」という言葉について前置きをしておきます。 一般的に内視鏡と言えば、胃カメラや大腸カメラの検査が思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。確かに、胃カメラや大腸カメラに使用されるのは内視鏡です。内視鏡とは、人の体内にカメラを挿入して中を視る事を指すため、胃カメラも腹腔鏡もどちらも「内視鏡」なのです。 今回ここで解説する内視鏡とは、腹腔鏡手術など、手術室にて行われる、お腹などの体に穴を開けて器具を挿入して行う手術に使われる内視鏡の事とご理解ください。とはいえ、胃カメラも腹腔鏡も、形状の違いはあるものの、使用する機器の基本的なシステムに大差ない事もつけ加えておきます。 手術室で行われる内視鏡手術とは、腹腔(お腹の中)や胸腔(肺のある胸の空間)や、鼻腔(鼻の中)や関節腔(膝などの関節の中)などを覗くために内視鏡を体内に挿入して、中の状態を
同シリーズ第二弾で、麻酔の管理に必要な医療機器をご紹介しました。今回は、実際に手術している場面で使用されている医療機器について解説します。 今回は、主に手術中「切ったり焼いたり」する医療機器についてご紹介します。 ◆電気メス 手術室にて行なわれている手術において、電気メスの依存度は非常に高いです。中~大規模の手術では必須と言っても過言ではありません。電気メスとは、その名の通り電気の力で切るメスです。 通電するためのハンドピースを使用して人体に高周波電流を流して熱を発生させ、主に皮膚や脂肪、筋肉などの組織の切開と、組織の凝固をします。この作用により、切った組織から出た出血を止める、またはあらかじめ血が出ないように血管を凝固してから組織を切る、という一連の作業が行えます。 電気メスの先端から体内に流れた電流は、体に貼られた対極板(コードで電気メスの本体と繋がったシール)から回収され、本体へ返さ
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