2017年卒(現大学3年生)の就活スケジュールは3月に広報解禁、6月に選考開始だが、実質的な就活はすでにスタートしていると言っていいだろう。各大学では就職セミナーが開催されているし、多数の企業が新卒採用を意識したインターンシップを実施している。外資系やベンチャーの中には選考を開始した企業も現れた。 当然のことながら、就活生にとっては就職志望先を絞り込むために企業研究を始めていることだろう。その際に企業業績の分析は必須だが、どの数字を調べればいいのか迷ってしまう学生も多いはずだ。また、単純な他社比較だけで十分なのかも不安が残ることだろう。ポイントは志望先企業が「いかに効率よく利益を上げているか」を見ることだ。 そこで、今回は「従業員1人当りの営業利益」が大きい企業に注目する。この指標は正社員1人当りの営業利益額のことで、営業利益÷従業員数で算出される。社員1人で効率よく利益を稼ぐ「高付加価値