将棋の羽生善治九段(49)が22日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第70期王将戦挑戦者決定リーグ開幕戦で藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=に後手番で勝ち、渡辺明王将(36)=名人、棋王=への挑戦権に向け、好スタートを切った。同じ「中学生棋士」を相手に公式戦5戦目で初勝利。藤井2冠はデビュー以降5度目の連敗(未放映のテレビ棋戦を除く)を喫した。 【表で見る】羽生善治九段100期へ10・9から7番勝負 注目の開幕戦は、藤井2冠が過去4勝6敗と唯一負け越していた「横歩取り」の戦いとなったが羽生九段が制した。 棋界最難関とも称され7人で争う王将リーグ。今期は順位の上位者から広瀬章人八段(33)、豊島将之竜王(30)=叡王=、藤井2冠、羽生九段、永瀬拓矢王座(28)、木村一基九段(47)、佐藤天彦九段(32)が参加。渡辺3冠を含めて将棋界8大タイトルの保持者の全員が集結した。さらに、全員がタイトル