東京都足立区の北西に「舎人公園」という大きな公園があります。 舎人(とねり)という地名の由来には諸説があり、「天武天皇の息子・舎人親王にちなんで」とか「アイヌ語で湖を表す『トネ』と高地を表す『リ』が組み合わさって」とか「舎人という馬の管理をする役職者が住んでいたから」などと言われています。ただし「これが答だ」といえる決定的な説はない模様。 舎人公園の敷地は、「舎人公園」「古千谷」「西伊興」「皿沼」「西伊興町」「舎人町」「入谷町」という7つの地区からなります。広さは、68.8ヘクタール。東京ドームが14個も入ってしまいます。 この公園の敷地の北側に、なんとも不思議な一帯があります。舎人町と入谷町という2つの地区が複雑に入り組んでいるのです。 地図を見ながら北のほうから順にたどっていきましょう。 尾久橋通り(クリーム色の南北の道路)と補助294号線(地図上部の東西の道路)がクロスする交差点付近