12月4日、ジンバブエが非常事態宣言、コレラの死者560人以上に。写真はコレラ患者が収容されているハラレの病院。1日撮影(2008年 ロイター/Philimon Bulawayo) [ハラレ 4日 ロイター] コレラのまん延で560人以上が死亡したジンバブエは、政府が国家非常事態を宣言するとともに、国際社会に支援を要請した。 隣国の南アフリカ政府は、状況を極めて憂慮していると表明。不法入国者を含む多くの人が、国境を越えてジンバブエから南アフリカに流れ込んでいるとみられる。 ムガベ大統領の独裁的支配に対する西側諸国による制裁もあり、経済が混乱している同国では、医療システムがコレラのまん延に対して十分に機能していない。 医師や看護師への給与のほか、薬品を買うための資金も足りていない状況だという。