【ニューヨーク=吉形祐司】国連の会合出席のため米ニューヨークを訪問中の鳩山元首相は18日、野田首相が今週、国連総会に出席して外交デビューすることに関連して「国民の代表がクルクル変わるようでは、(国際社会での)日本のプレゼンスが見えない」と述べ、1年で交代するような短命政権にしてはいけないとの考えを強調した。 国連本部で記者団に語った。 国連総会に出席した日本の首相は過去3年、麻生氏(2008年)、鳩山氏(09年)菅氏(昨年)と、顔ぶれが毎年変わってきた。鳩山氏は「私も含めて、大いに反省しなければならない」と語った。 鳩山氏は、地球規模の諸問題に対処するため、国連の潘基文(パンギムン)事務総長が設置した「地球の持続可能性に関する高級レベル委員会」のメンバーとして国連を訪れた。