執筆者 白井 洋一 1955年生まれ。信州大学農学部修士課程修了後、害虫防除や遺伝子組換え作物の環境影響評価に従事。2011年退職し現在フリー 農と食の周辺情報 白井 洋一 2013年6月19日 水曜日 キーワード:バイテク メディア 私が住んでいる茨城は今、小麦の収穫期だ。田植えを終えた水田にこげ茶色の作物が点在しているのを見て、「あれ何?」、「稲が枯れている!」と思う都会人もいるらしいが、6月は秋にまいた小麦の収穫期、麦秋(ばくしゅう)はこの時期の季語でもある。 小麦は秋にまき翌年6,7月に収穫する冬小麦と、春にまいて8,9月に収穫する春小麦がある。今年(2013年)5月29日、米国農務省が発表した米国太平洋側、オレゴン州での未承認遺伝子組換え小麦は冬小麦だったが、開発メーカーのモンサント社が2005年まで全米各地で試験栽培していた組換え小麦は春小麦だった。 このニュースは松永編集長が