アフリカ中部のコンゴ民主共和国で、エボラ出血熱による死者の数が1500人を超えたことがWHO=世界保健機関のまとめで分かりました。WHOは紛争の影響で十分な医療支援が行き届いておらず、今後、感染がさらに拡大するおそれがあるとして国際社会に支援を呼びかけています。 WHO=世界保健機関によりますと、今月6日の時点で、2300人以上が感染し1531人が死亡したということです。エボラ出血熱が流行している東部は鉱物資源の産地として知られ、武装グループの紛争が続き、医療施設が攻撃されたり、治療を受けようとした感染者が襲撃されたりして、十分な医療支援が行き届いていないということです。 また隣国・ウガンダとの間で人の行き来も多く、先月にはウガンダの5歳の男の子が、コンゴを訪れたあと、エボラ出血熱に感染し死亡しています。 WHOは今後、感染がさらに拡大するおそれがあるとして国際社会に支援を呼びかけています