2018年の人口動態統計(年間推計)によると、国内で生まれた日本人の赤ちゃんは91万8397人で、統計の残る1899年以降、過去最少を更新したという。 【写真】13歳女優の官能シーンに批判殺到&上映中止に…女性監督が振り返る 筆者はこれまで、「日本の少子化の要因は、結婚した夫婦が子どもを多く産まなくなっていることにあるのではなく、結婚しない人の割合が増加したことにある」と強調してきた。 なぜ若い男女が、結婚という選択をしなくなっているのか。 少子化対策を熱心に言挙げする人々は、しばしば仕事と子育ての両立難や、若年男性の経済的困窮をとりあげて、「若者は結婚したくても、できない」というリアリティを強調してきた。 しかし、それは事態の半面でしかない。 今回は別の角度から、若者が結婚しにくくなっている理由を考えたい。 それは格差婚、すなわち女性が自分よりも学歴や収入など社会的地位の低い男性と結婚す