この投稿はPostgreSQL Advent Calendar 2013の2日目の記事です。 昔々、あるところに一人の研究者がいました。 研究者の同僚たちは、お客さんにソフトウェアを売る仕事をしていました。 その頃は、たくさんの会社が自分たちの抱える顧客情報や取引情報をデジタルデータ化して、ソフトウェアを使って商売をする動きが盛んになり始めており、研究者の同僚たちはとても沢山お金を儲けていました。 なかでも、その稼ぎ頭となっていたのがデータベースシステム、つまり会社が抱える情報の管理を一手に担うソフトウェアでした。研究者の同僚たちは、そのデータベースシステムと、データベースシステムをつかうためのアプリケーション・ソフトウェアを書いては、色々な会社に売りつけて、お金を儲けていました。 ビジネスとしてはとてもうまくいっていたのですが、同僚たちには悩みがありました。 彼らの作っているデータベース