富士通フォーラム2012において出展したメターウォータのブース。水ビジネスにクラウドサービスを活用したWBC(ウォータービジネスクラウド)が紹介されていた メタウォーターは、富士電機と日本ガイシが2008年4月1日に設立した水環境分野の総合エンジニアリング企業だ。2010年の売上は1000億円超で、主要事業には水道分野、下水分野、環境分野がある。 水道分野では、震災時に宮城県・石巻でも使われた「セラミック膜ろ過システム」や、強力な消毒効果を有する「オゾン発生装置」がある。下水道関係では「汚泥ガス化発電システム」や「再生水造水システム」を扱っている。また環境分野では、ゴミのリサイクルやバイオマス発電などに取り組む。そして、ここ1年であたらに参入したのが「ウォータビジネスクラウド」(WBC:Water Business Cloud)だ。 同社がクラウドを水ビジネスに活用しようと考えたきっかけは