ソニーは27日、インターネット経由のゲーム配信サービス「プレイステーション・ネットワーク(PSN)」などの会員の個人情報が流出した可能性があると発表した。日本を含む全世界の登録会員数は約7700万人に上るが、ハッカーによる不正アクセスで生じた被害規模などは現在調査中という。同サービスは一時停止しており、新経営体制のもとハードウエアとソフト・サービスの両輪で成長路線へ再び回帰しようとした矢先に出はなをくじかれた格好だ。 情報漏えいの疑いがあるのは家庭用・携帯型ゲーム機向けのPSNと、液晶テレビなどから利用する映像配信サービス「キュリオシティ」。17―19日に、氏名、住所、生年月日などの個人情報が漏えいしたと見られるほか、登録したクレジットカード情報がハッカーに入手された可能性も否定できないという。 同社はどんな機器からでも映画や音楽、ゲーム、電子書籍などのコンテンツを同一サービス上で楽し