「マンデルブロ集合をとにかく速く表示したい」との想いから、丸2年の歳月をかけた『Mandelbrot集合描画支援ハードウェア [ Pyxis ] 』が完成したのは、22年前の1988年のことです。 マンデルブロ集合についてはこちらへ Pyxisについてはこちらへ TTL361個を手配線で繋いだそれは、まさしくロジック回路の塊です(右写真)。設計、製作共にとても手間暇のかかるものでしたが、当時はそれしか実現方法がありませんでした。 現在はFPGAという強力な武器があります。これを利用しない手はありません。『同じ作るなら思い切りやってみよう』ということで、大規模なFPGAを使ってどれだけ速くできるのか試してみることにしました。また、大きなFPGAを使おうとするとBGAパッケージからは逃れられないので、ついでにそれを手配線で動かすことにも挑戦してみました。結果は以下の通りです。 マンデルブロ集合