(CNN) 反政府運動が激化するリビア情勢に絡み、最近辞任したとされるアブドルジャリル前司法書記(法相)は23日、英国スコットランドのロッカビー上空で1988年12月21日に発生した米パンアメリカン航空機爆破事件は、リビアの最高指導者のカダフィ大佐の指図によるテロだったことを明らかにした。 北欧スウェーデンのタブロイド紙エクスプレッセン紙が報じた。同紙の記者がリビアの主要都市にある議会内で前司法書記と約40分間インタビューし、アブドルジャリル氏はこの中で「カダフィ(大佐)が同機爆破を命令したことを裏付ける証拠を握っている」とも語ったと伝えた。この証拠の詳細は不明。 空中で爆破したパンナム機事件では、乗客乗員259人全員と地上で巻き込まれた11人が死亡している。捜査で機内に仕掛けられた爆弾が爆発したと断定された。 リビア人のアルメグラヒ元受刑者が逮捕され、終身刑の判決でスコットランドの刑務所