【ソウル=中野晃】北朝鮮は12日、韓国の放送局などのコンピューターが一斉にダウンした3月の事件を韓国政府が「北朝鮮のサイバー攻撃」と結論づけたのに対し、「根拠のない捏造(ねつぞう)だ」と反論した。朝鮮人民軍総参謀部報道官の話として朝鮮中央通信が伝えた。 同報道官は「米国の核戦争騒動に便乗し、朝鮮半島情勢を極限に追い込むための意図的な挑発だ」と主張している。 韓国政府は10日の会見で、北朝鮮の工作機関である「偵察総局」によるサイバー攻撃と断定した。 関連記事「サイバー攻撃は北朝鮮」韓国政府が断定 パソコン被害4万8千台、混乱目的か(4/11)北朝鮮のサイバー攻撃と断定 韓国政府「証拠見つけた」(4/10)北朝鮮の複数サイトにサイバー攻撃 アノニマスが声明(4/5)サイバー攻撃元「中国IPではない」 韓国が訂正(3/23)PC攻撃元は中国IP 韓国「北朝鮮の犯行」見方強める(3/21)