Kaspersky Lab東欧・中東・アフリカ地域のChief Security Expertを務めるCostin G. Raiu氏 Kaspersky Labが3日から7日までロシア・モスクワで開催した報道関係者向けイベント「International Press Tour」で、同社東欧・中東・アフリカ地域のチーフセキュリティエキスパートを務めるCostin G. Raiu氏が、オンラインバンキングに関する攻撃と防御方法の最新事情について講演した。 Raiu氏は、近年ではルートキットをはじめとしてセキュリティソフトを回避する脅威が増えていると指摘。サイバー犯罪者の性質としては、騒ぎを起こすことを目的とした愉快犯から、綿密な計画を遂行する確信犯へとシフトし、金銭上の利益を得るためのマルウェアが用いられるようになっているという。Raiu氏によれば、2008年におけるサイバー犯罪市場は1000