マツモトキヨシの株価が急騰している。今月27日には、上場来高値を更新する3485円まで上昇した。13年4―6月期決算の純利益が過去最高だったことから「買い」が殺到したらしいが、別な理由もあるという。 「意外かもしれませんが、社名に秘密があります。最近の“ヒットの法則”にピタリと当てはまっているのです。『半沢直樹』『あまちゃん』、その前の『家政婦のミタ』もそうですが、最近の高視聴率ドラマの共通項はズバリ、人の名前やアダ名がタイトル。兜町は、こういうジンクスが大好きです。マツモトキヨシは、半沢直樹と同じくフルネームなので、人気化したのでしょう」(株式アナリストの櫻井英明氏) あまちゃんの主人公は天野アキ。恋人の種市先輩が「アマノ」の名を連呼している。 「日本で初めてタイムレコーダーを製造したアマノ(東証1部)が連想されます。株価は低迷気味ですが、名前ブームに乗っかり反発するかもしれません