鈴鹿山脈縦走記　4/28-5/2 近藤淳也 北は岐阜県関ヶ原の辺りから南は三重県上野の辺りまで、岐阜県と滋賀県、三重県と滋賀県の県境にまたがる鈴鹿山脈という山脈がある。この南北約60kmの山脈に1000m程の山々が連なっている。標高自体はそんなに高くないが、登りがいのある魅力的な山々が連なっている。三重県の高校でワンゲル在籍中にたくさん登ったが、それを縦走したことはなかった。今回、ゴールデンウィークを一杯に使って北の端から南の端まで縦走してみることにした。 山と高原地図44「霊仙・伊吹・藤原」の解説書には次のような記述がある。 「Ⅲ.縦走コース　普通鈴鹿の縦走という場合、藤原岳を出発点又は終点とする。…それより北が殆ど利用されなかった原因は、北鈴鹿の北半分にはほとんど道が無く猛烈なブッシュに遮られて、大きな装備での通過が出来ないかあるいは非常に時間とアルバイトを要求されたからである。…従っ