セレクトショップの草分け、「ビームス」が東京・原宿にオープンして40年。いま国内外約150店舗に広がり、他業種との様々なコラボレーションも進めてきた。海外文化の紹介から、日本文化の発信まで。その歩みを、設楽洋社長に聞いた。 【写真】オープン当時のビームス1号店 ――40年前、最初は東京・原宿の6.5坪の店でした。 半分は倉庫にしたので、店は7畳ぐらいの広さでした。「アメリカンライフスタイル」を掲げ、UCLAの学生の部屋をイメージして店を作った。洋服だけでなく、雑貨など様々なものを置いて、お金がなかったから、売れたら買い付けにいくというスタイルでした。 いま、会社の規模は100倍以上になったけど、若者の風俗・文化を変えようと始めた当時の思いは同じです。原宿で商売をしていると、新しい店が次々とできては、消えていく。あるときはインポートブランド、あるときは“裏原”のブランド。時代によっていろ