スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」のミステリアスな少女を映画「キックアス」のクロエ・グレース・モレッツが演じるリメイク作品です。 スウェーデンからアメリカへと舞台を移して、さぞかし阿鼻叫喚の流血惨事なものになったんじゃないかと、どきどきしながら観に行きましたが意外にも元映画に忠実な、ゆっくりとしたテンポで凄惨な描写を極力ぼかし、主人公の少年と謎めいた少女との交流を中心に描いていて良かったです。 ただ、小道具や台詞で表現される記号的な部分まで同じような感じがして、あまり二つの映画の差異から見出せることは少なかったですね。うーん、まるっきり二人の関係性を変えてしまうのは、こういう繊細なストーリーでは良くないとは思うけど、舞台をアメリカに移したことで見出せるものはあまりなかったような気がします。ああ、そういえば、元映画にはなかったと思うけど、殺人事件を捜査する警察官が犯人を悪魔崇拝者