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ブックマーク / gendainoriron.jp (3)

  • 「ロシアによるウクライナ侵略戦争、長期化か」成蹊大学名誉教授 /富田 武 | 特集

    1. 戦争の現況と性格 ロシアによる侵略戦争の現況を判断するのは容易ではない。これまでのところ、ウクライナ軍は昨年8-10月に東部・南部で反攻に成功し、ロシア軍は地上戦では押され気味だが、ウクライナの電力施設、民間設備などに対する大規模なミサイル攻撃により打撃を与えてきたからである。ところが、格的な冬期到来とともに、両軍の兵員と兵器の損耗が著しいことが判明した。 戦死傷者については正確な数字は不明だが、ウクライナ軍12万、ロシア軍20万とも言われ、現場で指揮する士官クラスの不足が顕著だという。ロシア軍は極東の部隊まで投入し、戦車は1950年代製のものまで倉庫から引き出している。また、ドローン不足をイランから、砲弾類の不足を北朝鮮から購入して補充してきた。但し、高度精密兵器の部品は経済制裁の対象なので、中国から第三国の軍需・民需両用製品を購入している。ウクライナ軍は防空ミサイルや火砲・砲弾

  • 「『西欧の十字路』テロ後のベルギー」北海学園大学教授・松尾 秀哉 | 特集/歴史の転換点に立つ

    はじめに 2015年11月にフランスのパリで同時多発テロが生じた。この首謀者がベルギー人で、首都ブリュッセルのモレンベーク地区を拠点とする北アフリカ系移民の2世・3世であったことから、ブリュッセル、モレンベーク地区は「テロの温床」と呼ばれるようになった。 世界中の非難を浴びて、ベルギー当局は徹底した捜査と組織壊滅に乗り出した。事件の首謀者が次々と逮捕され、シャルル・ミシェル首相の支持率が高まっていた矢先、今年の3月22日にブリュッセルで連続テロが起きた。ブリュッセル国際空港やEU部にも近い地下鉄マルベーク駅で自爆テロが生じ、200名を超える多くの死傷者が出た。イスラム国による犯行声明が出され、「なぜベルギーが『テロの温床』と化したか」を論じる記事、論説があちこちで見られた。筆者も例に漏れず、いくつかの執筆依頼を受けた。 しかし「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではないが、その後のベルギーについ

    maturi
    maturi 2023/02/13
  • 「『資本主義の終焉と歴史の危機』(水野和夫)を読む」グローバル総研所長・小林 良暢 | 特集・ 次の時代 次の思考 Ⅲ

    今年、アメリカでトマ・ピケティの『21世紀の資論』が売れて話題になった。日でも、水野和夫『資主義の終焉と歴史の危機』が、公称20万部に迫るベストセラーになっている。 経済の専門書にもかかわらず、この2冊がベストセラーになったのは、前者が「21世紀に入って資の収益が労働収入を上回るペースで増大し、格差拡大は資主義の宿命だ」とし、後者も「世界的な金利ゼロで資主義は終焉する」という、いずれも単純明快なメッセージを発したことが、多くの人々に受け入れられたからだろう(ピケティのは年末に刊行される予定)。 利潤率の低下 水野氏は、講演やテレビの雑誌のコメントで、資主義の終焉について「早く終わらせなければいけないとは思っています」と答えている。では、なぜ早く終わらせた方がいいかというと、「利子率がゼロになったから」だと言う。利子率ゼロということは、資の自己増殖ができないということで、利

    「『資本主義の終焉と歴史の危機』(水野和夫)を読む」グローバル総研所長・小林 良暢 | 特集・ 次の時代 次の思考 Ⅲ
    maturi
    maturi 2020/10/14
    利子率革命
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