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ブックマーク / riversidehope.blogspot.com (5)

  • 銀行はキーストロークで通貨を創造できるが,政府はそうではない:過度な「統合政府」論に反対する

    川端望のブログです。経済,経営,社会全般についてのノートを発信します。専攻は産業発展論。研究対象はアジアの鉄鋼業を中心としています。学部向け講義は日経済を担当。唐突に,特撮映画・ドラマやアニメについて書くこともあります。 私は管理通貨制下の通貨を信用貨幣と理解する点でMMTに賛同するし,この「政府は好きなだけお金を刷っていいの? だとしたら、なぜ税金は必要なの?」という記事でケルトン教授が13歳のエイミーさんに解答していることのうち2番目と3番目に特に異論はない。つまり,課税の質のひとつはインフレ対策であり,政府債務はインフレが起きそうになるまでは拡大して良く,インフレを起こさないためには人や設備,生産力を確保しなければならない(※1)。しかし,以下の1番目の回答はおかしいと思う。 (引用)-- Q:政府は好きなだけお金を作る(刷る)ことができるのか? A:政府が扱うお金とは、概ねキー

    maturi
    maturi 2021/07/19
  • MMT派のように恒常的財政赤字を肯定する見地からは,「財源」論をどう考えればよいのか

    川端先生、はじめまして。東北大学病院で医師をしている者です。 東北大学の先生がMMTについて詳細なコメントをされ、また(多くのメディア記事と異なり)好意的な意見を出されていることに、大変励まされます。 私は基礎的な訓練を受けたことがなく、先生にご意見するのも差し出がましいのですが、先生がご懸念されている、必要な歳入を事前に計算しておくべきではないか、そのためにどこから税をとるべきか、という点について、私が知っている範囲でコメントさせていただきたく存じます。 まず、MMTの立場では、インフレに対処する際には、あるいはインフレ圧力を抑制する際には、その原因を分析することに重きを置いていたと思います。例えば、70年代のオイルショックにおいては、総需要を削減する緊縮政策は間違っており、天然ガスの規制緩和によって供給量を増やすなどが奏効したと言っています。 例えばこちら→http://econday

    maturi
    maturi 2019/11/04
    朴先生がいきなり「経済学リテラシーを高めて下さい」とリプライするかどうか気になります(なりません) https://twitter.com/psj95708651/status/1190598762013413376 Park SJ 🌹朴勝俊 Anti-Austerity ‏ "経済学リテラシー高めてください。"
  • L・ランダル・レイ『MMT 現代貨幣理論入門』ノート(2):財政赤字によるカネのクラウディング・アウトは起こらない

    川端望のブログです。経済,経営,社会全般についてのノートを発信します。専攻は産業発展論。研究対象はアジアの鉄鋼業を中心としています。学部向け講義は日経済を担当。唐突に,特撮映画・ドラマやアニメについて書くこともあります。 MMTは「主権を有し,不換通貨を発行する政府は,その通貨において支払い不能になることはない」と主張する。これに対して,まともな形で「いや,デフォルトする」と批判する議論は,さすがに少ない。もう少し現実的にありそうな事態として,財政赤字が累積すると支払い続けることは可能でも,1)クラウディング・アウトを起こして民間の需要を奪うので,赤字財政の需要刺激効果がなくなるだろう,2)望ましくないインフレーションを引き起こすだろう,3)国債と通貨が信用を失って暴落するだろうという批判が多い。ここでは1)について考えたい。これは,先だってのポール・クルーグマン教授(※1)とステファニ

  • Ka-Bataブログ

    川端望のブログです。経済,経営,社会全般についてのノートを発信します。専攻は産業発展論。研究対象はアジアの鉄鋼業を中心としています。学部向け講義は日経済を担当。唐突に,特撮映画・ドラマやアニメについて書くこともあります。 論文「通貨供給システムとしての金融システム ―信用貨幣論の徹底による考察―」を東北大学経済学研究科の紀要である研究年報『経済学』に投稿し,掲載許可を得ました。5万字ほどあるので2回連載になるかもしれません。しかしこの紀要は年に1回しか出ませんので,掲載完了まで2年かかる恐れがあります。そこで,著者最終版原稿(Accepted Manuscript)としてDPで公開します。 学部講義「日経済」担当になってから6年。マクロ経済政策論と格闘し,自身の師匠である村岡俊三の信用論を30年ぶりに学び,さらにさかのぼって師匠の師匠である岡橋保の理論の先駆性を確認しました。これまであ

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    maturi
    maturi 2019/09/04
  • MMT(Modern Monetary Theory)についての覚書

    川端望のブログです。経済,経営,社会全般についてのノートを発信します。専攻は産業発展論。研究対象はアジアの鉄鋼業を中心としています。学部向け講義は日経済を担当。唐突に,特撮映画・ドラマやアニメについて書くこともあります。 最近,欧米リベラルの一部が依拠しているらしいMMT(Modern Monetary Theory)について。講義に関連するので興味はあるが,オリジナルの論文を読んで勉強する余裕は到底ない。さりとて新聞記事レベルでは「いくら財政赤字を出しても大丈夫」という話としてしか紹介されておらず,何だかよくわからない。幸い,主唱者の1人らしいビル・ミッチェル氏のブログが「経済学101」で訳されており,それをその他のブログの記述で補うと,おそらく以下のようなものであるらしい。 ◇貨幣理論 *MMT経済学的に貨幣理論とケインズに対する一定の理解を基礎としている。 *MMTは信用貨幣論を

    maturi
    maturi 2019/04/08
    にゅん師あらわる
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