立川北駅・立川南駅(東京都立川市)を中心に、多摩センター駅(同・多摩市)から上北台駅(同・東大和市)まで約16kmを南北に結ぶ多摩都市モノレールは、2018年11月に開業から20周年を迎えました。多摩地域の人にとっては欠かせない交通機関になりつつあります。 【路線図】上北台、多摩センターそれぞれからの延伸ルート 交通政策審議会は2016年4月、多摩都市モノレールについて、北の終点である上北台駅からJR八高線の箱根ケ崎駅(東京都瑞穂町)までの約6.8kmと、南の終点である多摩センター駅からJR町田駅(同・町田市)までの約13kmの延伸計画について、2030年ごろの事業化に向けて検討を進めるべきと答申。これを受けて東京都は「東京都鉄道新線建設等準備基金」を創設するなど、具体化な動きも始まりました。 一度は「負の遺産」と評され経営破綻寸前まで追い込まれた多摩都市モノレールは、一体どのようにして復