命の値段 日常と向き合うシリコンバレーで日常をテーマにする会社で働いています。世界の課題解決も、ビジネスの種も、幸せのかけらも、実は日常の中に眠っているのではないかと思います。そんな日常についてのブログです。 一回の投与で8万ドル（800万円くらい。いや、今の円高だと700万円くらい）かかる薬があるのだと言う。 末期がんの治療薬だ。化学療法でも生物製剤でも効かなくなった患者に向けて使うんだとかなんだとか、医者になった大学時代からの友人が言っていた。 「1回8万ドル？！そこまでかけて命を救う必要があるの？！」と思わず不謹慎にも叫んでしまった。 「うん、、、命は、最終的には救われないんだ。末期がんは治せないから。余命が延びるかどうかも定かでないんだけど、ほかの薬が効かない時は使ってみるしかないんだよね。」と友人。 ヘルスケアの世界って皮肉だ、と改めて思った。 私はこの夏、Proteus Biomedicalというバイ
