東北運輸局は21日、県内のタクシー運賃を値上げすると決めた。新型コロナウイルス禍による収益減や燃料高騰に苦しむ事業者からの申請を受けて、改定が必要と判断した。初乗り料金の上限は現行の540円から60円以上高くなる見通しだ。改定時期は未定で、1年以上かかるケースが多い。 同運輸局によると、県内の運賃体系は、旧玉山を除く盛岡市と滝沢市、矢巾町を対象とする「岩手県A地区」と、A地区を除く県全域の「岩手県B地区」に分けて運用される。現行の初乗り料金の上限は両地区540円で、A地区は266メートルごとに80円、B地区は269メートルごとに80円が加算される。 今回の運賃改定では、両地区の初乗り料金を600~680円、加算料金を264~290メートルごとに100円を基本に検討を進める。今後、各事業者の経営状況などを精査し、同局が最終的な運賃を決める。 ◇ ◇ 記事全文は、6月22日付の岩手日
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