アブラツノサメ 青森でふつう「サメ」というとこのアブラツノサメのことをさします。ただし別のページでも書きましたが八戸を除く南部地方では「サメ」はモウカサメを意味します。このサメは寒いところにいるため、日本では東北以北でしか獲れません。深さ200mより下を回遊しています。第一せびれ第二背びれにとがったツノがあり、弱い毒をもっているといわれます。 左 第一背びれ 右 第二背びれ 東北では一般にお祝い事や正月小正月に必ずでてくる魚です。(最近はそうでもなくなってきましたが)。おそらく皮をむくと赤い色をしているので赤ものとして使われてきたのでしょう。しかし実際はその赤さは血液の色のためじょじょに変わっていきます。鮮度の目安が血の色でもある訳です。 残念ながらこのサメの名前(アブラツノサメ)が長すぎるのか、この姿で市場にでまわらない(ムキサメとして人々の前に現れる