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ブックマーク / econ-econome.hatenadiary.org (4)

  • 「経済学的発想」と「反経済学的発想」という枠組みがもたらすもの - Economics Only.

    野口(編)「経済政策形成の研究」第八章に所収されている松尾匡教授の論文「「経済学的発想」と「反経済学的発想」の政策論−マルクス経済学から」は、「経済学的発想」と「反経済学的発想」の相違をマルクス経済学の立場から描いたものである。勿論マルクス経済学は、古典派経済学に対する反論として創造された学問であり、「経済学的発想」に立ったものである。自分自身はマルクス経済学をまともに学んだことも無く、その意味でかなり不安だが、松尾論文から印象的な部分三点をまとめつつ感想を書いてみることにしたい。 1.「経済学的発想」・「反経済学的発想」 松尾教授は、経済学の考え方を受け付ける人と受け付けない人には特徴的な思考方式が存在すると論じる。それが「経済学的発想」と「反経済学的発想」であり、以下のとおりである。経済学的発想からみていくと、自律運動命題は有名な「見えざる手」の発想が代表的だろう。もしくは「合成の誤謬

    「経済学的発想」と「反経済学的発想」という枠組みがもたらすもの - Economics Only.
    maturi
    maturi 2018/06/03
    辻村江太郎 縁付きエジワースボックス バーゲニングポジション
  • 2007-09-19

    野口(編)「経済政策形成の研究」第八章に所収されている松尾匡教授の論文「「経済学的発想」と「反経済学的発想」の政策論−マルクス経済学から」は、「経済学的発想」と「反経済学的発想」の相違をマルクス経済学の立場から描いたものである。勿論マルクス経済学は、古典派経済学に対する反論として創造された学問であり、「経済学的発想」に立ったものである。自分自身はマルクス経済学をまともに学んだことも無く、その意味でかなり不安だが、松尾論文から印象的な部分三点をまとめつつ感想を書いてみることにしたい。 1.「経済学的発想」・「反経済学的発想」 松尾教授は、経済学の考え方を受け付ける人と受け付けない人には特徴的な思考方式が存在すると論じる。それが「経済学的発想」と「反経済学的発想」であり、以下のとおりである。経済学的発想からみていくと、自律運動命題は有名な「見えざる手」の発想が代表的だろう。もしくは「合成の誤謬

    2007-09-19
    maturi
    maturi 2018/06/02
    エジワースボックス バーゲニングポジション
  • 勝間和代・宮崎哲弥・飯田泰之『日本経済復活 一番かんたんな方法』、上念司『デフレと円高の何が「悪」か』 - Economics Only.

    ご存知、光文社新書として日発売された勝間・宮崎・飯田三氏による鼎談が収録された著作。世界金融危機の震源地であった欧米が紆余曲折を経ながら着実に景気回復の途に入っている一方で、直近の2009年第4四半期のSNAからも明らかなとおり、我が国の経済状況は「デフレ」の深刻化が観察されるという状況です。デフレは既に10年超続いている訳ですが、この間日経済は様々な問題を内包・深化させる形で推移してきました。 現状を打開するためには何をすべきか、お三方による書にはその解答が書かれていると思います。内容をざっと拝見した限りですが、経済学を学び・利用する人間にとっても耳の痛い話もあるようですね(汗。勉強したいところです。 既に各所でご紹介されているところですが、光文社新書として先月公刊された上念司氏の『デフレと円高の何が「悪」か』も非常にわかりやすくポイントをついた著作です。こちらもあわせてご覧になる

    maturi
    maturi 2016/09/16
    2010 現状を打開するためには何をすべきか、お三方による本書にはその解答が書かれていると思います。先月公刊された上念司氏の『デフレと円高の何が「悪」か』も非常にわかりやすくポイントをついた著作です。こち
  • 原田泰・増島稔「金融の量的緩和はどの経路で経済を改善したのか」 - Economics Only.

    先日の矢野さんの論文に引き続いて、最近ESRIで公表されたDP(http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis210/e_dis204b.pdf)。金融政策の効果に関する実証分析の結果を調べていくと、近年のデータを追加したものでは、90年代後半以降は量の拡大という政策オプションが有効であるという結果が得られていることに気づくのですが、一方で日銀の鵜飼さんの量的緩和策のサーベイにあるとおり、量的緩和策の効果としては時間軸効果が最も効果としては顕著であったものの、その効果は大きくは無かったという話になっています。 この二つの結果から我が国で行われた量的緩和策をどう評価するかを考えると、量的緩和策の効果を高めるには、ア)量的緩和の規模をより拡大すれば良かった、イ)量的緩和策に踏み切るタイミングを早めれば良かった、という二つの解釈が成り立つと思います*1。

    原田泰・増島稔「金融の量的緩和はどの経路で経済を改善したのか」 - Economics Only.
    maturi
    maturi 2014/06/18
    過去の経験としての日銀による「量的緩和政策」が大きな効果を得なかったことは事実でしょうが、だからといって量的緩和という政策自体には効果がないという事実は導かれないのだと思います
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