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ブックマーク / kangaeruhito.jp (6)

  • ながましのはなし | おかしなまち、おかしなたび 続・地元菓子 | 若菜晃子 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    を編集、執筆していると、常に後悔がつきまとい、一度として納得のできるものをつくれたためしがないのだが、その後悔を長く引きずることもあれば、しばらくするときれいさっぱり忘れてしまうこともある。しかし富山のながましについては、以前出版した『地元菓子』に写真を掲載できなかったという後悔に長い間苛まれていた。 手前味噌で恐縮だが、『地元菓子』には「もちのまち」という項目があり、富山と新潟のについて書いている。富山は米作が盛んでも豊富な地域で、市内を歩いているだけでも数軒の店に出会い、さまざまな種類のを買うことができる。笹、豆、昆布、くるみ……お菓子というよりは日常的なおやつ、いやといったほうが適切な気もするが、ながましというのは、それらののひとつである。お隣新潟も文化だが、笹団子という全国に名の知れた名物があるだけに、その陰で富山の人たちはひっそりと自分たちの文化を楽し

    ながましのはなし | おかしなまち、おかしなたび 続・地元菓子 | 若菜晃子 | 連載 | 考える人 | 新潮社
    maturi
    maturi 2023/11/01
  • 気になる未解決事件の10冊 | たいせつな本 ―とっておきの10冊― | 高橋ユキ | 連載 | 考える人 | 新潮社

    著者: 高橋ユキ ゲーリー・L・スチュワート、スーザン・ムスタファ(著)、高月園子(訳)『殺人鬼ゾディアック』 矢田喜美雄『謀殺 下山事件』 柴田哲孝『下山事件 最後の証言』 清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』 朝倉喬司『誰が私を殺したの 三大未解決殺人事件の迷宮』 大橋義輝『消えた神父を追え! BOACスチュワーデス殺人事件の謎を解く』 山徹美『袴田事件 冤罪・強盗殺人事件の深層』 江川紹子『名張毒ブドウ酒殺人事件 六人目の犠牲者』 伊吹隼人『狭山事件 46年目の現場と証言』 ハ・スンギュン(著)、宮尚寛(訳)『華城事件は終わっていない 担当刑事の綴る「殺人の追憶」』 刑事裁判の傍聴を始めて15年が経った。傍聴マニアが高じて、ブログを開設。それが書籍化に至ったことが、ライターとしてのキャリアの始まりだ。現在は、刑事裁判の様子を執筆するほか、法廷を離れて

    気になる未解決事件の10冊 | たいせつな本 ―とっておきの10冊― | 高橋ユキ | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 「文藝評論家」小川榮太郎氏の全著作を読んでおれは泣いた | 「文藝評論家」小川榮太郎氏の全著作を読んでおれは泣いた | 高橋源一郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    9月21日・金曜日の夜、「新潮」編集部から電話がかかってきた。おかしいな、と思った。今月は締め切りがないはずなんだが。イヤな予感がした。おれは、少しの間ためらった後、電話に出た。案の定だ。「新潮45」問題について書いてくれ、というのである。確かに、おれは、その問題についてツイッター上で少しだけ発言をした。それだけだ。面倒くさいし、何のためにもならない。一晩考えさせてくれ、といっておれは電話を切った。でも、おれは引き受けることになるだろう、と思った。「面倒くさくて何のためにもならないことは引き受けろ」は、高橋家の家訓なのである。 書くことを引き受けてすぐ、「新潮45」の休刊が決まった。この問題については、考えなければならないことが多すぎる。休刊の是非、雑誌や出版社、あるいは著者のあるべき姿、休刊の直接的な原因となったであろう小川榮太郎氏の論文の問題点、当該特集号の各投稿それぞれが抱えている異

  • 富士山を眺めるなら、金時山へ! | 山と食欲と私 日々野鮎美の山歩き日誌 | 日々野鮎美 , イラスト・監修 信濃川日出雄 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    みなさま、こんにちは! 日々野鮎美(27歳 会社員)です。 わたくし、”山ガール”ならぬ”単独登山女子”なんて名乗っていますが、要するに人見知りです……(?!)。 (私の詳しいプロフィールをもっと知りたい方はこちらを→リンク) 普段は会社員、週末になると山歩きばかりの生活を送っている私が、登山を始めてみたい人向けにアテンドするならこの山! ……という個人的にお気に入りのお山をご紹介します。 今回のお山は……「金時山」です! 金時山は、箱根にある1,212mの山。金太郎の舞台となったと言われ、初級者から楽しめる人気の山です。なんといっても山頂から見る富士山が最高なんですよ。 金時山へのアクセスは、バスや電車、駐車場もあるのでマイカーでも行きやすい山です。今回の登山口は小田急箱根高速バス(箱根線)なら金時神社入口で下車。新宿からは30分ごとにバスが出ています(2019年 8月現在)。 電車の場

    富士山を眺めるなら、金時山へ! | 山と食欲と私 日々野鮎美の山歩き日誌 | 日々野鮎美 , イラスト・監修 信濃川日出雄 | 連載 | 考える人 | 新潮社
    maturi
    maturi 2019/08/31
    公時神社 キノコ汁
  • 不自由でないと、自由になれない? | 自由と不自由のあいだ | 猪木武徳 , 宇野重規 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    著者: 猪木武徳 , 宇野重規 兎角に人の世は住みにくい――日社会で暮らしていると、文豪ならずとも、こんな思いが頭をよぎることはありませんか。「もっと自由な社会になればいいのに」と思う人もいれば、傍若無人に振る舞う人々に悩まされ「自由の行き過ぎが問題だ」と考える人もいるでしょう。果たして、今の世は自由が足りないのか、過剰なのか? さて、この難問に挑んだのが、雑誌「考える人」(2013年冬号~2015年秋号)で「自由をめぐる八つの断章」を連載した経済学者の猪木武徳さんです。この度、連載をまとめた単行『自由の思想史 市場とデモクラシーは擁護できるか』(新潮選書)が刊行されたのを記念して、政治学者の宇野重規さんと「自由」について対談していただきました。3回に分けて、お届けいたします。 「考える人」に連載されていた「自由をめぐる八つの断章」が、1冊の単行にまとまった。 オーウェルが語る自由

    不自由でないと、自由になれない? | 自由と不自由のあいだ | 猪木武徳 , 宇野重規 | 連載 | 考える人 | 新潮社
    maturi
    maturi 2016/06/22
  • 自由であるための条件とは? | 自由と不自由のあいだ | 猪木武徳 , 宇野重規 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    (前回の記事へ) 「楕円構造」の中の自由 宇野 中世ヨーロッパの自由観についても随分お書きになっていますね。書で紹介されていた堀米庸三の『正統と異端』は、私も大好きなです。 猪木 非常に論理的で、かつ含みのある、素晴らしいです。 堀米庸三『正統と異端』(中公文庫、2013年〔1964年初版〕) 宇野 キリスト教は、原罪を負った人間の自力救済を徹底的に否定し、神の恩寵によってのみ人間は救われうると強調する宗教です。では、何もしなくていいのかと言えば、そうでもない。人間は有限で無力な存在ながらも、神の真理と栄光を目指して、頑張って進んでいくことができるとも言う。 猪木 しかし、それが行き過ぎると異端になってしまう。『正統と異端』では、当初異端視されていたアシジのフランシスコ会が、どのような経緯を経て、正統のカトリック教会に組み込まれていくかが描かれています。キリスト教の強みは、絶えず異端

    自由であるための条件とは? | 自由と不自由のあいだ | 猪木武徳 , 宇野重規 | 連載 | 考える人 | 新潮社
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