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ブックマーク / samurai-kung-fu.hatenablog.com (6)

  • 海兵隊員は人を殺すために自分の良心を壊す - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~

    20年ほど前。今はもう無い吉祥寺のカレー屋で、突き出しとして出てくるキャベツの漬物が苦手だった。マズいワケでは無い。味としては漬物なのだが、たとえば「フルーツの匂いのする消しゴム」のような。確かにフルーツめいた甘い匂いはするが、べたいとは思わせない。そんな感じだ。 それが「塩漬け」の要領で「味の素」で漬けられた漬物だと知ったのはツブれた後のことだった。 昔から、なぜか、とある人気漫画家が好きになれなかった。 最初に見たのは雑誌のコラムまんがだったと思う。仲間との愉快なやりとりを描いたまんがに、何か違和感があった。なんというか。私を不安にさせる何かが芬芬と漂っていた。 その後、漫画家の生活を元にしたと思われる作品で、「泣ける!」と人気の人情ものを読んで、芬芬と漂っていたのが何なのかがストンと腑に落ちた。 これは「味の素」だ。 純然たるテクニック。「面白い」「泣ける」記号の羅列だ。作者のエモ

    海兵隊員は人を殺すために自分の良心を壊す - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~
    maturi
    maturi 2019/02/22
    さくらももこ氏?(すっとぼけ)
  • ガンでした - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~

    以前「益体の無い話」として痩せた話を書いたが、何のことはない。ガンだった。 発生した場所は大腸のS字結腸という、尻の穴手前最後のカーブあたり。そこにコブシ大の腫瘍が出来ていて、あと少しで通り道を塞いで腸閉塞を起こしかけていた。これが欲を無くしていた原因だ。 その患部が急激に痛みだし、たまらず病院に駆け込み、ガンが見つかったのが2月のアタマ。すぐに入院、手術となった。 ●寝たきり 手術前。患部がウンコの通り道であることから、手術時の感染症を防ぐため腹の中をカラにする必要があり、口からは水分以外は入れられず、栄養分はすべて点滴で供給される生活を1週間ほど強いられた。 キャスター付の棒にぶらさがった点滴を四六時中繋げた生活。棒を持てば動けるとはいえ、もちろん外出は無理。病室からトイレまでの往復が活動範囲だ。必然的にほぼ24時間ベッド上での生活になった。 手術が終わると身体には点滴に、患部の膿を

    ガンでした - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~
    maturi
    maturi 2018/03/19
  • 『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』を罵る人々 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~

    私自身の話になってしまうが。とはいえ、ことさらこの場所では私自身の話以外書いたことは無い。と、改めて記しておこう。 まず。今回の『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』私のファースト・インプレッションは「面白かった」である。 どのレベルで「面白かった」のか? といえば、例えば『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』やキング原作の方の『セル』、『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』と同じくらい。と言えば解ってもらえるだろうか? とにかく「面白かった」。 しかし、これは「スター・ウォーズ」の新作である。「面白かった」では終われない。何しろ私はスター・ウォーズを「愛している」からだ。 特定の作品を「愛している」と言った場合、愛に値するほど面白い作品だと思うからこそ、その作品を愛するのであろう。しかし、私のスターウォーズ関連作品に対する愛は少し違う。スターウォーズのシリーズで言えば、最初の『スターウォーズ

    『スター・ウォーズ 最後のジェダイ』を罵る人々 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~
  • 「小野寺系の『最後のジェダイ』評:ディズニー帝国の『スター・ウォーズ』に新たな希望は生まれるか?」はいかに駄文か。 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~

    この世の中にとって全く価値の無いもの。あるとすれば、その筆頭に挙げられるのが小野寺系の映画評だろう。『セブン』がハッピーエンドだと評した文はその好例だ。あてずっぽう。あてこすり。無意味。で、無価値。 その小野寺がスター・ウォーズ(以下SW)の新作「最後のジェダイ」評を「リアル・サウンド」にアップした(http://realsound.jp/movie/2017/12/post-141136.html)。 相変わらず全く読む価値の無い代物だが、「最後のジェダイ」ダメだった人々には「藁にもすがる」その「藁」となっているようだ。 世の中にはもうちょっとしっかりした「板」とか「浮き輪」とか、なんだったら「船」もあるが、何故か、この「藁」にすがる人々は後をたたない。 そこで、この「藁」がいかに「藁」なのか、むしろ「錨」であるかを書いていく。 この作業のバカバカしさはまったくやりきれないものだが、こう

    「小野寺系の『最後のジェダイ』評:ディズニー帝国の『スター・ウォーズ』に新たな希望は生まれるか?」はいかに駄文か。 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~
  • 残念な人々 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~

    おそらく私はこのコメント主よりも多くスターウォーズを観ているが、スターウォーズ世界の宇宙船内が無重力だった描写は寡聞にして記憶にない。 カイロ・レンとルークの対決場面、幻影だと知ったレンにルークはこう言う「See You Round,Kid!」(じゃ、また。小僧!) ルークにとってカイロ・レンはまだまだ「Kid」で、全身全霊を賭ける相手では無いという心象が現れてくる場面だ。 死ぬほど全身全霊掛けてたじゃん!というかもしれないが、ジェダイにとって肉体の死は、通過点の一つでしか無い。ep4でダース・ベイダーとライトセーバーを交えたオビ=ワンはその「肉体の死」の直前、こう言う「ベイダーよ、お前は勝利できぬ。いくら打ちのめされようと、私はお前の想像を越える力を得て蘇る(You can't win, Darth. If you strike me down I will become more po

    残念な人々 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~
    maturi
    maturi 2017/12/30
    スクリーンショット
  • 『HiGH & LOW THE MOVIE』をめぐる言説について。 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~

    評論家の仕事は総じて楽だ。リスクも少なく立場は常に有利だ。 作家と作品を批評するだけだし、辛口の批評ならばそれは我々にも読者にも愉快なものだ。 だが評論家は知るべきだ。 “平凡だ”と書く評論よりも、平凡な作品の方が意味深い事を。 だが、我々もリスクを冒す時がある。 新しい物を発見し、擁護する時だ。世間は新しい才能に冷淡であるため、支持者が必要だ。 ~『レミーのおいしいレストラン』より~ 『HiGH & LOW THE MOVIE』である。 まず、アクション・シーンは文句なく高レベルだ。終盤、両側をコンテナで限定した、細長く高低差のある空間で繰り広げられる大人数での格闘は画面に細かなメリハリを生んでいる。 例えば、『ロード・オブ・ザ・リング』の合戦シーンは広大な場所で、しかもその場所を埋め尽くす人数が大合戦を繰り広げるが、広さゆえに印象は記号化して「一つの大きな戦い」に見える。世界大戦映画

    『HiGH & LOW THE MOVIE』をめぐる言説について。 - ゾンビ、カンフー、ロックンロール ~Disc 2~
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