タグ

ブックマーク / www.iwanamishinsho80.com (4)

  • 馬場紀寿さん『初期仏教 ブッダの思想をたどる』インタビュー|B面の岩波新書|Web岩波新書

    いまや国際的に人文学再編の大きな流れを作り出しているという仏教学。『初期仏教 ブッダの思想をたどる』は、仏教学研究の最新成果を知的興奮とともに知ることができる一冊です。著者の馬場紀寿さん(東京大学東洋文化研究所准教授)にお話をうかがってきました。 ──馬場先生に初めて新書執筆についてご相談したのが、2016年11月のことでした。ちょうど先生の方でも、もし自分が新書を書くとしたら…と構想を練っておられたとか。「セレンディピティ(偶然の出会い)ですね」と申し上げたのを、昨日のことのように記憶しています。

    馬場紀寿さん『初期仏教 ブッダの思想をたどる』インタビュー|B面の岩波新書|Web岩波新書
    maturi
    maturi 2023/12/10
    英和と英知を間違えるの、胃が痛くなる話
  • 大木毅書評:芝健介著『ヒトラー 虚像の独裁者』

    ──書評:芝健介著『ヒトラー──虚像の独裁者』岩波新書 大木 毅 若いころ、聖書についで、史上ナンバー・ツゥの部数を誇っているのはナポレオンの伝記だと聞いたことがある。もとより真偽をたしかめるすべもないが、東西のさまざまな国々で出版されたナポレオン伝の数を思い浮かべれば、なるほど説得力のある話ではあった。しかし、21世紀も四分の一近くが過ぎ去った今となっては、別の歴史的個性が、あるいはナポレオンへの関心を抜いたかとも思われる。それがヒトラーであることはいうまでもない。 このナチス・ドイツの独裁者については、ジャーナリスティックな読み物から学術研究に至るまで、ただごとでない量の文献が刊行されてきた。主たるものだけでも、コンラート・ハイデン、ヒュー・トレヴァ=ローパー、アラン・ブロック、ヨアヒム・フェスト、ジョン・トーランド、イアン・カーショーら、戦後それぞれの時代の花形ジャーナリストや代表的

    大木毅書評:芝健介著『ヒトラー 虚像の独裁者』
    maturi
    maturi 2021/09/30
  • 日本と独ソ戦(新書余滴)/大木毅

    先般、岩波新書で『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』を上梓した。幸い、ドイツやソ連の現代史を専攻する研究者、歴史には一家言ある読書家の諸氏にも高評価をいただき、ほっと胸を撫でおろしているところだ。もっとも、独ソ戦のような巨大なテーマを、それも紙幅の限られた新書で扱ったのであるから、書き切れなかったトピックが多数あったことは否めない。だが、さまざまな事象をすべて詰め込むことが不可能であるのは自明の理だ。 通史や概説の執筆にあたって必要不可欠なのは、何を書くかではなく、何を書かないかを判断するための物差し、言い換えれば、当該のテーマをいかに分析するかの枠組みであることはいうまでもない。それなしに、年表を文章にするがごとく、ひたすら時系列に沿って事実を並べてみたところで、読者は退屈するばかりであろう。──いや、何よりも、著者自身が、そんな単純作業に耐えられない。 よって、拙著では、独ソ戦は通常戦争、収奪戦

    日本と独ソ戦(新書余滴)/大木毅
    maturi
    maturi 2019/08/09
     コロラドハムシ Colorado potato beetle|1942年初頭、石原は具体的な行動に出た。彼の「満洲」人脈に連なるハルビン国際ホテル社長寺村銓太郎(てらむらせんたろう)とともに、独ソ和平工作を計画したのである。
  • B面の岩波新書|Web岩波新書|岩波書店 新書で歴史を読む 第1回 清水克行さん(明治大学教授) ◆庶民生活こそ面白い!──新書で知る中世・近世の民衆たち◆

    これまで漠然と、高校1年生で読んだ三國一朗さんの『戦中用語集』(岩波新書、1985)だと思い込んでいました。ところが昨夜突然、もっと古い記憶がよみがえりました。中学2年生の時、それも『切腹の話──日人はなぜハラを切るか』(千葉徳爾著、講談社現代新書、1972)(笑)。学校で読書感想文の課題が出た時に図書館で見つけ、怖いもの見たさで読んだのです。 しかし、このの読後感がすごく嫌な印象だった。単に気持ち悪いだけではなく、切腹を「狩猟民族の供犠」になぞらえるなどの理屈も納得がいかなかった。長じて『耳鼻削ぎの日史』(洋泉社歴史新書y、2015)というを出した者としては、この頃からグロテスクなテーマに関心があると同時に、ただオカルト的な説明に落とすのは納得できないというところもあって、我ながらぶれていない(笑)。そう考えると「はじめての新書」って大事ですね。

    B面の岩波新書|Web岩波新書|岩波書店 新書で歴史を読む 第1回 清水克行さん(明治大学教授) ◆庶民生活こそ面白い!──新書で知る中世・近世の民衆たち◆
    maturi
    maturi 2018/05/03
    5冊の新書をご推薦いただきました。  勝俣鎮夫『一揆』(岩波新書、1982年)  笠松宏至『徳政令──中世の法と慣習』(岩波新書、1983年)  藤木久志『刀狩り──武器を封印した民衆』(岩波新書、2005年)  菊地勇夫
  • 1