医療費の過剰な支出がかさむと自殺願望を持つ人が増える傾向があるようだ。 過剰な支出がストレスに 韓国の延世大学校を中心とした研究グループが、BMJオープン誌で2015年6月16日に報告した。 高額な医療費、そして低収入、健康保険の制限による過剰な医療費支出は、裕福ではない世帯にとって世界共通の問題となっている。 2008年の世界的な金融危機の後、過剰な医療費支出が先進国において社会的な問題となっている。しかし、そのような経済的な問題は個人において重度の精神的ストレスを引き起こし、自殺願望をもたらす可能性がある。 研究グループは、2011年から2013年の韓国福祉委員会研究のデータを用いて、世帯を代表する主要所得者を特定し、研究の対象者とした。 2011年以前には過剰な医療費支出を経験していない世帯の4247人を対象として、過剰な医療費支出と自殺願望との経時的関連性について分析した。