ちょっと間が空いてしまいましたが... 前回のつづき。 長期においてどのようにして総需要と総供給が均衡するのか? 現在の主流派の経済学では、長期においては供給側が生産量を決めるという「セイの法則」が成立すると考えられているが、それはなぜか? ということを考えるために、マクロ経済学における「投資」と「貯蓄」について、前回はまとめてみました。 話を整理すると 総供給 ⇒ 総所得 総所得 ⇒ 消費 + 貯蓄 総需要 = 消費 + 投資 で、 貯蓄 = 投資 となれば、 総供給 ⇒ 総所得 ⇒ 総需要 となって、「セイの法則」が成立すると言えそうだということです。 ※あくまでも閉じた経済で考えています。実際には対外貿易がありますし、金融もグローバル化しています。 ところが現代の経済では、貯蓄主体と投資主体が異なります。では、どのようにして 貯蓄 = 投資 になると考えられているのか? 貯蓄する人た