第3回目の開催となる大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2006が新潟県十日町市、津南町をまたぐ越後妻有地域にて、壮大で膨大な作品やプロジェクト、イベントを共にして7月23日から9月10日まで行われている。この豊かな里山での、他では体験できない風変わりなツアーを、既にこの夏休みの計画に置いている人もいるかもしれない。またはSHIFTでも紹介している2000年、2003年の体験レポートを記憶している人、実際に足を運んでいる人もいるだろう。総合ディレクター北川フラム(アートフロント代表)とサポーター、アーティスト、住民が、あらゆる枠を超えて築き上げるこの「大地の芸術祭」は、過疎化の進むこの地域のアートを媒体にした活性化を目的とし、今や世界中からの注目を集めている大野外アート展である。 Ilya&Emilia Kabakov, The Rice Field, 2000 前回の開催からこれまで