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昨年11月に、私が応援する出版社・群像社の嬉しいニュース(群像社が「発掘」した作家のノーベル賞受賞)と、それに続く「増刷も販売も禁止」という暗転をこのHP上でお知らせしました。 そして、その先に待っていた「驚愕の結末」。そのことを、個人誌「We Love 遊」 70号(2016年1月1日発行)に書きましたので、以下に全文を載せます。 長い文ですが、ご興味のある方はご覧ください。 4幕からなる未完成の不条理ドラマ 第1幕 「歓喜の歌」 幕開きは華々しいファンファーレだった。「2015年ノーベル文学賞はベラルーシのスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ女史と決定!」 日本のマスコミはこれを「春樹、今回も無念」と翻訳して伝えたが、群像社シンパの私たちは「アレクシエーヴィチ」の名前を聞いて驚喜した。 戦争で心に深い傷をおった女性や子供たちや、社会のひずみに苦しむ弱者の声をすくいあげたアレクシエーヴィチ
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