ブックマーク / c71.hatenablog.com (4)

  • 加害者は被害者の顔をしている - c71の一日

    加害者はいつでも「不幸だ」という顔をしています。 人生において、常に被害者だったと主張します。 でも、だからといって、加害してはいけなかったのです。 加害しないように自制していなくてはなりません。 加害をしても、自分の被害は取り戻せません。 加害されたことで、奪われたことは、悲しいことに、自分自身で対処したり、セラピーを受けたり、長い時間をかけて、治癒していけなくてはなりません。 加害者は、被害者に何もしてくれません。愛する人や、愛してくれる人も、何もできません。 加害を受けたら、自分一人で、変化していかなくてはなりません。 それは、孤独です。 つまらない、マイナスをゼロに戻す戦いです。わたしは何度か加害を受けました。そのたびに、加害者を呪いました。 呪うことは必要でした。でも、わたしはたぶん、誰かを加害せずに踏みとどまれたと思います。 いや、しかし、わたしは気づかないうちに加害をしたので

    加害者は被害者の顔をしている - c71の一日
    mauzoun
    mauzoun 2016/05/10
  • 大人になったら、親を憎んではいけないか - c71の一日

    精神的虐待をしながら、子どもを弱らせたところをケアするタイプの親がいます。 わたしの母はそういう人でした。 弱らせて、ケアする。 虐待しながら、そこで傷ついた部分をケアする、というタイプの虐待は、逃れることが難しいのです。 親を優しいと信じたくなるからです。そうすると、子どもは親が優しいと信じて、逃れられなくなる。違和感をねじ伏せて、おかしいのは親ではなく、自分自身だと思う。 異常な環境に合わせすぎると、心が壊れてしまう。 傷つける母と、優しい母の二面性に、混乱し、適応障害が起こります。 まるで、母が二人いるような状況で、どういう風になれば、彼女が豹変するか、読めません。 それは、人間不信を招きました。 母はカウンセラーになり、人を援助する職業に就きました。 虐待しながらケアするタイプの親は、自分の中の問題に向き合わず、人をケアする仕事を選ぶ場合があります。 弱った人をケアすると、生きてい

    大人になったら、親を憎んではいけないか - c71の一日
    mauzoun
    mauzoun 2015/05/20
  • 鏡を見られなかったわたし、過去の亡霊を退治する - c71の一日

    卑屈すぎて鏡が見られなかった。 自分の様子が、どうなのか、客観的に知らなかった。 わたしは、とにかく醜いのだと思っていた。どんな風に醜くて、カバーするためにはどうすればいいかなんて、考えもしなかった。 醜さは変えられないと思っていた。 だから、鏡が嫌いだった。 特に服屋さんでは、明るい照明も、フレンドリーな店員さんも怖かった。 内心で、きっと、わたしを罵倒しているに違いない。 迷惑をかける前に帰りたい、と思っていた。 店員さんに、お前みたいなデブが着られる服はうちにはねえよ、と思われているのではとか、見たいだけなのに、「買わないのかよ」と思われるのが怖くて、なかなか楽しんで店員さんと会話できない。 鏡がまっすぐ見られないので、ゆがんで見えているのか、ことのほか自分の悪いところしか見えない。着替えても、肉のかたまりが布をまとっているようにしか見えない。自分の欠点ばかりが気になって、服が可愛い

    鏡を見られなかったわたし、過去の亡霊を退治する - c71の一日
    mauzoun
    mauzoun 2015/05/14
  • 愛とうっとうしさとその間のもの - c71の一日

    親はわたしのことを愛していてあれこれ言います。 わたしはそれがうっとうしくて、いやになります。 いやになることはとても健全なことだと思っています。いやがっているわたしを許してくれるのはとてもありがたいです。 親を愛し、好きでいて、尊敬していないといけない世界というのはうっとうしくてしかたがありません。 わたしが愛されていると思うのは、わたしが親をうっとうしく思っていることを許されているときです。 愛、というものが必ずうっとうしい形をとるのか、わたしにはまだわかりません。 そっとしておく、見て見ぬ振りをする愛も、間違えをただすのではなくて、その人が間違えるのを眺めている愛もあるのではないかと思っています。しなくて良い失敗も多いのかもしれませんが。 わたしは親を傷つけるダメな人間です。 親以外はあまり傷つける前に、退却できるので、大丈夫です。 わたしが思うのは、人が困っている以外のことについ

    愛とうっとうしさとその間のもの - c71の一日
    mauzoun
    mauzoun 2015/04/04
  • 1