今回も引き続き、サーバーおよび組み込み向けチップセット解説の後編である。今回は一部の内容が37回と被ることを、あらかじめお断りしておく。 FSBを脱却しQPIへ 4年もの道のり 前回も説明したとおり、1プロセッサー構成のデスクトップやノートはともかく、2プロセッサー構成以上が想定されるサーバー用途では、共有バス方式のFSBはもはやお荷物以外の何者でもなくなりつつあった。対するAMDはいち早く「K7」(Athlon)で共有バスを捨てており、さらに「K8」(Athlon 64)では、「HyperTransport Link」というPoint-to-Point方式の新たな高速リンクを採用することで、マルチプロセッサー接続の拡張性を十分に確保する方策をとっていた。 インテルもそんなことは昔からわかっていて、もっと早くに新しい接続方式を導入する予定があった。インテルの場合、Xeonに加えてハイエンド
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