「ITインフラのデータをどう管理していくのか、トレンドに振り回されず、あるべき姿を描いて行動すべき」。日経BP社が2011年7月21日に開催したストレージ・セミナーの基調講演で、ガートナー ジャパンの鈴木雅喜氏(リサーチ部門 リサーチ ディレクター)が企業の取り組むべきストレージ戦略について語った。 講演の冒頭で鈴木氏は、日本のITインフラについて聞こえてくる声を挙げ、現状の課題の大きさを示した。例えば、多くの企業はクラウドコンピューティングに取り組んでいるが、構築自体が目的となりがちな傾向があるという。また、IT現場は経営層への不信感を、経営層はIT現場への不信感をお互いに持っている。これに対し、米国や欧州、中国の企業は、非常にアグレッシブ(挑戦的)であり、このままでは日本のユーザーやベンダーが世界から取り残される危険性があるという。 ではどうすればよいか。同氏は、ITインフラについては
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