自然界にはウソのような形状の生物が数多く存在するが、「ロマネスコ」もそのうちのひとつ。カリフラワーの一種であるロマネスコは、カリフラワーの性質をもちつつも味はブロッコリーに近い野菜。 その起源は16世紀にローマ近郊で開発されたとされているが、、ドイツでも同時期から栽培の記録があり定かではない。特筆すべき点はその形状。花蕾(からい)が幾何学的な配置となっており、個々の蕾が規則正しい螺旋を描いて円錐を形成。円錐はさらにそれ自体が螺旋を描いて配列し、これが数段階繰り返されて自己相似の様相を呈する。しかも配列した蕾や円錐の数はフィボナッチ数に一致するというのだから驚きだ。 ということで、その見事なまでのフラクタクルな姿を見てみることにしよう。
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