突然の辞令で北京に単身赴任。やっと慣れたら、日本へ戻されてしまった。これからは日本の中の中国を探す旅に出よう。 (前回よりつづく) 四川火鍋城さんは四川の辛い料理のほかに、中国東北料理や朝鮮料理のメニューもそれなりの量が並んでいました。 朝鮮料理となれば、犬肉です。 韓国では犬肉料理を行政が公認する動きもあります。 探してみると、ありました。 犬肉料理が。 中国語で書くと「狗肉」となります。 この字が空太郎の目の中に飛び込んできました。 ところが、中国人向けに書かれた漢字のメニューの上にある日本語訳を見て、ぶったまげました。 そこには「犬肉」とは書かれていなくて「栄養肉」とあったのです。 「栄養肉の盛り合わせ」 「栄養肉の炒め」 「豆腐と栄養肉の煮込み」といった具合です。 うーーむ、「狗肉」をイコール犬肉とすぐにわかる日本人はそれほど多くはないと思います。 ということは、お店の店主様は栄養
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