タッチパネル式のパソコンを使い、書店の店頭でコミックを試し読みできる電子端末「ためほんくん」を今井書店(本社・松江市)が開発し、全国11店舗(県内2店舗)で試験運用が始まった。来年3月まで。 縦約23センチ、横約42センチの画面に触れて操作することで、出版社が提供したデジタル化されたコミックを読める仕組み。従来、コミック本はビニールで包装されていて内容が確認できず購入をためらうケースがあったが、試し読みで気に入れば購入につながり、売り上げ増が期待できるという。 秋田書店、講談社、集英社、小学館、白泉社の5出版社の約150作品について、12〜60ページを試し読みでき、作品数は順次、増やす予定。出版社の販促用映像や、書店店員が気に入ったコミックを薦める映像も見られる。 県内では、松江市田和山町の今井書店グループセンター店と、出雲市高岡町の同書店出雲店に設置。鳥取県でも同書店の4店舗に置いて、3