5月期に比べマイナス幅は小さく、同社経営相談センターでは、先月発売の『1Q84(BOOK1・2)』(新潮社)の好調な売行きを受け、文芸書が前年10月以来9カ月ぶりに前年越えを記録したことが要因としている。 ジャンル別では、文芸書は同4.9%増となっているが、『1Q84』を除く対前年比売上げは金額で同12.2%減、冊数で同11.6%減といずれも2ケタ減で、『1Q84』効果のほどが窺える。 客単価は、全体で同0.1%増と横這い。客数はすべての規模・立地で減少し、平均4.1%減となったが、1点あたりの平均商品単価は同0.6%増と微増傾向にあったことから前年を上回った。